健康瓦版 Vol.30

2019.06.22

タネダさんちの愛情漢方健康瓦版vol.30

東京国立博物館「京都大報恩寺:快慶・定慶のみほとけ」

重要文化財に指定された六観音像や釈迦の十人の弟子立像を一堂に見ることが出来ました。

京都には何度か行きましたが大報恩寺は行ったことがありませんので良い機会でした。

*祖谷のかずら橋を渡ってきました。小便小僧の像まで足を伸ばしました。細い道を進みタイミングよく駐車できて見ましたが「ちっさい!」1分差で車が数珠繋ぎ、身動きが取れなくなるところでした。

中医五官病(ごかんびょう)

オープン講座(10月21日)

最近「耳鳴り」のご相談が相次いで合ったのでタイミングが良かったです。

耳鳴りを発症したら3ヶ月以内に治療を始めないと、慢性化してしまうとのこと(取り組みは一年ほど必要)

耳鳴りの原因にはいくつかあるが年齢的なことで若い人、40代、更年期のころ、高齢の人で其々違いがある。

ストレス・睡眠不足・体力消耗・自律神経失調・胃腸虚弱・脳の疲れなどがあり何が原因で、どのような症状が他にあるか、耳鳴りの音の高低、舌の状態などで、「理気・活血・養血」の基本法則で対応できるのか、「理気・活血」を基本として安神・補腎・健脾までも考える必要があるのか、症例検討をしながら学ぶことができました。

「緑内障・白内障・ドライアイ・飛紋症」など目のトラブルの講義の後、「目と臓器の深い関係」について、神戸岩茶荘:中医養生学講師 羅舟伯(らしゅうはく)先生の眼で分かる心身の健康状態を始めて拝聴しました。中医学診断の四診のうち私どもは舌診をしますが眼診は初耳でした。

 

第43回不妊カウンセラー養成講座

国際医療技術研究所IMT College 荒木重雄理事長

 

「不妊カップルを支援するために、正しい最新の情報を提供し、適切な自律的意思決定をして頂くこと。生殖医療関連の疑問に対して適切に回答できるスキルが求められている」ということで、クライアントの質問に回答できる設問を177項目学びました。

いい卵子と、精子は何億から一個だけが選ばれる。頚管粘液がきれいで粘り気があること。女性側の問題点ばかりでなく男性側の問題点がある。精子が正しく造られていないのが9割近い。造られても射精していない。黄体ホルモンは精子をひきつける作用があり、かつ元気付けて卵子の中へ精子が勢いよく入る」

 

治療に当たっての留意点は

体の負担

経済的負担を軽くする

現在、体外受精をすぐ行う傾向にあるがリスクの説明を誰もしない。45歳以上は200人に一人しか妊娠しない。35歳までなら適切な治療を受けたら8割は妊娠する。一般不妊治療をおざなりにしてはいけない」という内容でした。

 

やせも肥満も排卵障害による不妊の原因になる」「甲状腺疾患・糖代謝障害」について

荒田尚子国立成育医療研究センター、母性内科診療部長の講義では妊娠結果に悪い影響を与えるリスク要因の数あるうちで糖尿病・甲状腺機能低下・肥満をあげられました。適正体重を軽視しないことです。

 

 

「お勧めの本」

本当は怖い不妊治療

草薙厚子(ジャーナリスト)黒田優佳子(監修・医師)SB新書

年間4万人の子どもが不妊治療により誕生、その治療にはリスクもある

治療件数世界一にもかかわらず、出産率は世界最下位の日本

「卵子・たまご持ち」と「卵子・たまご貧乏」

不妊の原因は男女半々

店頭で疑問に感じたこと、日本不妊カウンセラー学会の講座で聞いたことのあるような内容で、良く取材されているなと感心しました。

高度生殖補助医療技術には、リスクという部分がありそうで問題提起されています。

 

肥満外来の女医が教える熟睡して痩せる

3・3・7睡眠ダイエット」佐藤桂子 SB新書

寝ないと太る、ハードな運動は不要、寝る前に運動はしない、内蔵のストレッチ深呼吸をする、しっかり眠ることで身体を最適化するなど、おもしろい内容です。しっかり眠ってきちんと食べることなど食生活と睡眠、栄養はしっかり取ること。