健康瓦版 Vol.5
2018.01.20
タネダさんちの愛情漢方健康瓦版vol.5
「第34回不妊カウンセラー養成講座」に行ってきました。
9つの講義を二日間みっちりと学んできました。生殖医療の基礎知識や、明日の生殖医療の姿、カウンセリングについて、さらに栄養学の面からの話もありました。
「栄養や食事に関心を持ってもらうには」という演題では、不妊だけでなく肥満・糖尿病ならびに生活習慣病にも合う「食養生」として聞く事が出来ました。
「セックスレス・性機能不全への取り組み」では、約3対1で男性側に何らかの原因がありカウンセリングをして主訴を聞き、障害を取り除くこと、いかに男性を「元気」にするかということでした。男性力・精子力アップ!
「不妊の悩みと心のケア」では、カウンセリングの基礎の最終回でクライアントの心理過程や支援のあり方を考えることが出来ました。
まとめとして、夫婦にとって満足のいく不妊治療とは正しいタイミングの取り方の助言、セックスの頻度をあげていただくことも重要。一発狙いは失敗が多いようです。
私どもの提供する漢方薬を、どの様に役立てるかという使い方が大切に感じました。
ひとつの薬で何とかしようと言うのは難しく、いくつか組み合わせて処方設計していくことが大切だと痛感しました。
<受け継がれる食事の形 一汁一菜、一汁三菜>
日本の食文化で、和食の原型ともいえる一汁一菜や一汁三菜の形(ご飯・みそ汁・おかずといった組み合わせを基本とする食文化)は、鎌倉時代から始まったようです。
一汁三菜の構成:ご飯と漬物が前提にあり、数字には汁物とおかずの数が入ります。
三つのおかずは主菜、副菜、副々菜に分けられます。
食は命なり、薬餌なり<薬食同源>
1997年「マクガバンレポート」背景には医学が進歩しているのになぜ病人が減らないのか?という疑問から、フォード大統領の命を受けて調査が行われました。
この報告の要点は
①「病の原因は食べ物にあった」
②「我々は食べ物を間違えていた」
③「肉類を減らして精製されていない穀類を多く食べることだ」
④「日本人の元禄時代以前の食事は理想的だ」という結論になっているようです。
食の洋風化より、もっと和食を見直してみてはいかがでしょうか?