k+vol.3
2017.06.07
生理痛のない生理の大切さ
生理痛の無いのが当たり前というと、「ウソ!」なんて思っていませんか?
生理の時は痛むものと思い込み、我慢していませんか。漢方に対処法があります。
①冷え(寒邪)タイプ
寒いと身体が縮こまるように、冷えると子宮の血流も悪くなり痙攣症状が起きて下腹部が痛みます。温めると楽になります。
②ストレス(気滞)タイプ
気が滞ると突っ張るような痛みが出ます。生理前にイライラする、乳房が張れて痛む月経前症候群(PMS)が強くなります。
③血の滞る(瘀血)タイプ
子宮内に血の巡りが悪い滞りが出来ると絞るような痛み、刺すような鋭い痛みが起こりレバー状の血塊が出ると楽になります。
④頑張りすぎ(気血不足)タイプ
エネルギーである気を消耗して、栄養を運ぶ血が不足となり、
生理中に疲労倦怠感、下半身がだるく鈍い痛みや眠気が出る。
突然睡魔が起こる場合も。
このように原因は一つではなく複合の場合が多く「痛む・しこる・黒ずむ」という瘀血の症状を第一に解消すると、月経痛・生理不順・子宮筋腫・子宮内膜症や、足腰の冷え・肩こり・冷えのぼせ・舌の裏の静脈の怒張・顔や唇が黒ずむという症状も改善していきます。
補陽・理気活血・気血双補の薬で生理痛のない月経になると、妊娠しやすい身体の状態に出来るかもしれません