k+vol.4

2017.06.07

中医学月経周期改善法(調整法)

周期改善法をご存知ですか。中国漢方(中医学)は、妊娠が成立するために女性本来の機能を重視しています。

初潮から閉経まで毎月繰り返される生理周期は、妊娠を準備する基礎的プロセスで、四期間で構成され役割が異なります。

妊娠の条件を整えるために役割を理解し、優しく労わる気持ちで周期改善法に取り組まれることによって赤ちゃん誕生に繋がるものと思います。

月経期(第1~5日)
子宮内膜の再生の前段階で内膜の剥離・溶解をして月経血として体外に排泄。
理気・活血薬で無理なく赤ちゃんが宿る部屋を綺麗に大掃除します。

卵胞期(第6~12日)
この期間が一番重要。滋陰・補血薬で、月経期に失った血液量の回復を助けて末梢の血液量を増やし、子宮と卵巣の栄養不足やホルモンの供給不足を予防していきます。

そして、子宮内膜の回復と卵胞の成熟を助けて、赤ちゃんの卵を育てる丈夫なベッドを準備します。

排卵期(第13~15日)
理気・活血薬でスムーズに卵膜を破って卵子が飛び出し、高温期に移行。
ホルモン分泌の連携を良くして確実に速やかに排卵→黄体化→高温期に移行へとつなぎます。赤ちゃんの卵を迎えてお部屋の準備が整います。

黄体期(第16~28日)
補陽薬で身体を温めて受精卵を着床・養育できる態勢を整えます。お部屋いっぱいのミルクと、ベッドをふかふか柔らかにします