k+vol.7

2017.06.07

妊娠適齢期ってあるの?

女性には「妊娠しやすい年齢」「妊娠しにくくなる年齢」があると聞いたことが
ありませんか?
黄帝内経(漢方の基本古典医学書)素問・上古天真論に年齢と成長過程の関係が記載されていて現代医学と比較してみると面白いです。

妊娠に適した時期があり、二八歳が体の最も充実した成熟期(生理や性機能のピーク)三五歳から気血の衰えが始まるということです。
現代医学でも20歳から34歳が妊娠に適していて、35歳を境に流産率が上昇し
生産率(無事に出産する確率)が低下します。東西医学の合致と思いませんか?

卵子と精子は、実年齢と同じで加齢します。35歳を過ぎたら一年一年妊娠率は
変化するので、あの人が四〇歳以上で妊娠したから私も妊娠するというわけでは
ありません。年齢はかなり妊孕力(妊娠する力)に影響します。

中医学では、女性特有の不快な諸症状は「血」栄養不足気血の滞りが原因だと捉えて、養血・理気・活血を処方します。また、腎精不足加齢からくる諸々の
不調になると考えて補腎薬を合わせます。

生理さえあればいつまでも妊娠できると思わずに、体調を良くする漢方生活養生を取り入れて、妊娠適齢期も考えたら早めの体づくりが大切に思います。

44歳で妊娠、その後出産という例もあり、40代の妊娠・出産は困難ではありません。過去の日本女性は40代でも普通に出産していたのです。
子宝漢方が「40代でも産める可能性」の手助けにと願います。