k+vol.9
2017.06.10
「流産を制する」
「妊娠」がゴールではありません。
待ちに待った妊娠の喜びも、流産すると悲しみに変わります。
染色体異常など、胎児に問題がある流産は漢方でも無理ですが、それ以外では状況によりサポートが可能な場合があります。
中医学では受精卵や胎児を守るものを気(エネルギー)と「腎」の作用と考えています。
切迫流産・妊娠後に下腹部が重くて痛む人や、帯下に血が混ざり流産しそうな兆候が見られる人など、
受精卵や胎児を子宮で保つ「気」の働きが弱っているケースです。
気の固摂作用で流産しないよう子宮内でがっちりとガードします。
また何度も流産を繰り返す人は「腎」の機能が弱い場合が多いようです。
受精卵や胎児に栄養を与えて出産まで育むために「血」の働きも重要です。
稽留流産や受精卵の発育が止まった人は血の巡りや血の働きが不十分なのかも。
「気血」の働きをよくすることを日頃から心掛けたいものです。
「安胎」「保胎」の薬がお勧めです。
生殖能力を高め、胎児を安定させる作用の補腎薬、
飲食物を消化・吸収して胎児を養う気血を「つくる」健脾薬。
血を「ふやす」養血薬。
さらに血の巡りを良くする活血化瘀薬が必要アイテムになります。
中医学では流産を「小さなお産」と捉えていて流産後3ヶ月ほどの養生が必要としています。
子宝漢方は妊娠しやすい体を整えるだけではなく、元気な赤ちゃんが育つようにお母さんをサポートすることにあります。
流産を繰り返さないよう、体質改善・体づくりを兼ねた「中医学周期調節法」を安定期まで取り組んでみては如何でしょうか。
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