愛情漢方　k+vol.34

 「赤ちゃんができる漢方薬を下さい」

気持ちはすごく理解できますが、不妊症に効くという漢方薬はありません。「漢方薬を飲めば妊娠する」というのは短絡的で、妊娠するまでの経緯が省かれています。子宝相談ではカウンセリングをしている中で、睡眠時間、適正体重、ストレス、冷え症、花粉症やアレルギー体質、夜の夫婦生活等での問題点を考察して、一人ひとりの特徴に応じた体作り、月経周期を調整していく提案をします。

　女性には月経周期があり、基礎体温表を見ることで、様々な情報を読み取ることができます。

〝排卵しにくい体質だったが、10カ月後に妊娠、無事に出産″　34歳

 「多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）で生理周期が長く、基礎体温が一相。病院で薬を使い、3〜4回排卵させたものの上手くいかず、漢方で身体を整えて妊娠できる体作りをしたいと相談に行きました。冷え症で、お腹や手足が冷たいのが気になっていました。

　すぐには変化がなかったが、4カ月で基礎体温は二相になり、ウオーキングやヨガや腹巻をして、冷え対策をして血流が良くなるように気をつけました。

　漢方を選択したのは、病院の治療より遠回りではないかと悩みましたが、妊娠し、そして無事に出産できて、自分の身体の力を信じて本当に良かった。その手助けをしてくれたのが漢方でした。」

　このお言葉をいただいて、やってて良かった子宝漢方相談だと思いました。