2023.06.20
ART(高度生殖医療)と漢方・中医学
漢方・中医学とARTの融合の成績を神戸元町夢クリニック松本恒和名誉院長のご報告から知りました。漢方薬局からの紹介427名、治療後の妊娠・出産者154名。
妊娠・出産率(紹介数)36.1%(2010〜2017年6月)とのこと。
漢方サポートの意義としては
①良質の卵子・受精卵・胚を獲得
②子宮内膜を改善し着床しやすく
③流産を減少、生産率を上げる
(防げないものもあるが、防げるものもある)
④今ある症状を改善し、体調を整えて治療を順調に進めるということでは。
中医学の妊娠力を高める考え方は
養血:栄養を充実させ、卵子や受精卵の発育成長、子宮内膜を改善する
活血:気血の巡りを良くして、月経や排卵をスムーズに、代謝も良くする
補腎:卵巣機能やホルモンバランスの調節をする。
BBT(基礎体温)を指標として月経周期の変化を分析してより良い状態に調整し、体全体の状態も改善していきます。
採卵の成功率を高め、不快症状の緩和、移植に向けて子宮と内膜の血流・血液供給を改善し、子宮内膜の受容性を高めます。移植後では妊娠維持のための体力作りが大切です。ARTの効果をあげるために個人の体質改善が重要なポイントになりその一助になるのでは。
『西洋医学+漢方・中医学=元気な妊娠・出産』と、なることを願っています。
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